B2-ご祭神考(3)市杵島毘売神
本殿内、市杵島毘売神(いちきしまひめのかみ)
境内厳島社 宇賀弁才天(うかべんざいてん)
厳島神社
御祭神、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素盞鳴尊(すさのおのみ
こと)が高天原(たかまのはら)で剣玉の御誓(うけい)をされた時に御出
現になった神々で、御皇室の安泰や国家鎮護、また海上の守護神とし
て古くから崇信を受けられた。宮島に御鎮座地を探されるにあたり、
この島を治める佐伯鞍職(さえきのくらもと)に神勅が下った。鞍職は大
神様が高天原から連れてきた神鴉(ごからす)の先導
のもと、御祭神と共に島の浦々を巡り、海水の差し引きする現在地を選
んで御社殿を建てたのは、推古天皇御即位の年(593年)であると伝
えられる。 厳島神社御由緒書きより
2012年12月26日 ニッポンアーカイブス
アマテラスとスサノオの誓約(うけい)
古事記では
スサノヲは、姉のアマテラスに会ってから根の国へ行こうと思い、ア
マテラスが治める高天原へ昇る。すると山川が響動し国土が皆震動し
たので、アマテラスはスサノヲが高天原を奪いに来たと思い、武具を
携えて彼を迎えた。
スサノヲはアマテラスの疑いを解くために、宇気比(誓約)をしよう
といった。まず、アマテラスがスサノヲの持っている十拳剣(とつか
のつるぎ)を受け取って噛み砕き、吹き出した息の霧から以下の三柱
の女神(宗像三女神)が生まれた。この三姉妹の女神は、アマテラス
の神勅により海北道中(玄界灘)に降臨し、宗像大社の沖津宮、中津
宮、辺津宮、それぞれに祀られている。
多紀理毘売命 - 別名:奥津島比売命(おきつしまひめ)。沖津宮に祀
られる。
多岐都比売命 - 中津宮に祀られる。
市寸島比売命 - 別名:狭依毘売命(さよりびめ)。辺津宮に祀られる。
次に、スサノヲが、アマテラスの「八尺の勾玉の五百箇のみすまるの珠」
を受け取って噛み砕き、吹き出した息の霧から以下の五柱の男神が生ま
れた。
天之忍穂耳命、天之菩卑能命、天津日子根命、活津日子根命、熊野久須
毘命
これによりスサノヲは「我が心清く明し。故れ、我が生める子は、手弱
女を得つ。」と勝利を宣言した。以上wikipedia抜粋
ここまで読むと古代ギリシャ時代好きの私としては、暗黒時代が思い浮か
ぶ。
暗黒時代(あんこくじだい、古希: Γεωμετρική εποχή)とは、古代ギリシ
アにおける紀元前1200年から紀元前700年頃までの間における文字資料に
乏しい時代のこと。ミケーネ文化、前古典期(アーカイック期)の間にあ
たる。また、この時代のうち前1059年から前700年頃は土器に幾何学文様
の描かれたことから幾何学文様期と呼ばれることがある。
また、暗黒時代と呼ぶことが不適切として初期鉄器時代と呼ばれることが
普及しつつある。wikipedia
注、前1200年ー前700年 縄文時代
クレーロス
ポリスは前8世紀ごろエーゲ海周辺のギリシア人のあいだに点々と成立し,
前7世紀ごろから前4世紀に至る約400年のあいだに典型的に発展した共同
体国家である。その特徴は,この共同体の成員すなわちポリス市民が世襲
農地(クレーロス)を私有し,共同体自体が公有地をもっているという点に
ある。クレーロスは〈籤(くじ)〉を意味し,共同体がその占拠した土地
を小地片に分割して籤引きで成員に分配したことに由来すると推定される。
コトバンクより
注、前4世紀 縄文時代後期あるいは弥生時代初期
私の学生の頃には、暗黒時代を抜けると、クローレスによる私有財産制が
始まり新たな経済制度の萌芽期か始まった。と学んだが今はいろいろ説が
あるようだが、基本は変わらないと思う。女性の女神から男性男神に変わ
ったのもこの時期である。
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