B2-スケルトンワールド(3)生と死
生と死とはこの世の出来事である
浄土に死は存在しない 岩石界にも勿論無い
有るのはこの世3次元世界とこの世に接する
地表面の出来事である
具体的には産院で新生児は誕生するが、それ
より以前は母胎内で新生児の体は形造られて
ゆく だから新生児が肉体という衣を得るの
は子宮内である
死者が衣を脱ぐのは一般的には斎場の火葬場
の焼却炉内である
衣を脱いで魂となった死者はそれぞれの道を
歩むこととなる 先だった縁者の導き、或い
はこの世に留まる者達の祈りに力を得て旅立
つのか現世での経験が大きく左右することだ
ろう
旅立つ者たち
あの人の一生は「幸せだった」とか「不幸だっ
た」とかは言い表すことはできない 何故なら
幾世代もの人の歴史を越えて、人は出会いと
別れを繰り返している 今別れてもどこかで
出会いが待っているかも知れないのである
