B2--ご祭神考(2)菅原道真

 


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冠稲荷神社公式

菅原道真公

時代平安時代前期
生誕承和12年6月25日(845年8月1日)
死没延喜3年2月25日(903年3月26日)

父:菅原是善 母:伴真成の娘 妻:島田宣来子 - 島田忠臣の娘

長男:菅原高視(876 - 913年)

女子:菅原衍子 - 宇多天皇女御

 

祖先 天穂日命アメノホヒ

アマテラス大神とスサノオ尊が誓約(うけひ)のときに、大神の身に付

けていた勾玉から生まれた神さま。神名のホは秀・穂、ヒは火を意味

している。国譲り神話で大国主との最初の交渉役として降りるがが、

心服して地上に住み着き、そのまま出雲国造及び土師氏らの祖神とな

ったとされる 

古事記 天之菩卑能命 日本書紀 天穂日命

土師氏はじし

天穂日命の後裔と伝わる野見宿禰が殉死者の代用品である埴輪を発明

し、第11代天皇である垂仁天皇から「土師職(はじつかさ)」と土師

姓を賜ったと言われている。

 

垂仁天皇           野見宿祢     Wikipedia

土師神社拝殿

土師氏は野見宿禰を祖先と仰ぐ氏族で、古墳の造営や埴輪・土器など

の生産をおこなった集団である。土師神社がある場所の大字は土師、

小字は梶ヶ谷(かじがたに)といわれる。梶ヶ谷は「鍛冶(かじ)」

に通じるのであろうか。この場所の小字名が、いつの時代のことをあ

らわしたものかはわからないが、土器作りや鍛冶がいずれも古墳時代

の先端産業だったという事実は、さまざまな想像を膨らませるのに十

分である。
兵庫県立歴史博物館

土師氏の発展

古代豪族だった土師氏は技術に長じ、出雲、吉備、河内、大和の4世

紀末から6世紀前期までの約150年間におよぶ古墳時代において、古

墳造営や葬送儀礼に関った氏族である。大阪府藤井寺市、三ツ塚古

墳を含めた道明寺一帯は、「土師の里」と呼ばれ、土師氏が本拠地

としていた所で、その名がついた。道明寺天満宮の前身は土師神社

であり、道明寺は土師氏氏寺である。

土師氏(神別)天孫

本貫、出雲国、吉備国、大和国、河内国、山城国

後裔、大江朝臣、菅原朝臣、秋篠朝臣

 

土師氏四腹

土師氏には全部で四腹(四つの血統)あり、高野新笠の母の家は毛

受腹であり、それ以外の三腹は秋篠氏や菅原氏であると述べられて

いる。毛受は百舌鳥古墳群の所在地である。そこにいた土師氏が毛

受腹であり、他に秋篠や菅原の土師氏がいた。そこにも天皇や皇后

などの陵墓とされる大古墳があった。それでは残る一腹はどこか。

おそらく古市古墳群の近くにいた土師氏であろう。藤井寺市に近鉄

「土師ノ里」駅があり、近くに鎮座する道明寺天満宮の南には土師

氏の氏寺である土師寺があったとみられ、実際「土寺」と書かれた

墨書土器が出土しているのである。

大阪府立近つ飛鳥博物館館長 舘野和己氏 中外日報投稿より

 

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